【i-construction】建設業界で進む働き方改革!
【i-construction】建設業界で進む働き方改革!
- 2022年9月26日
【i-construction】建設業界で進む働き方改革!
・建設業界で進む「i-construction」とは何か?
・具体的にどんな施策があるのか?
近年建設業界でも働き方を見直そうという動きが強くなってきています。
そんな中で数年前から注目を集めているのが、「i-construction」への取り組みです。
実際に建設業に従事をされている方の中には、この取り組みをより身近に感じている方もいれば、そうではない方もいらっしゃると思います。
まだ会社の大きさや地域差によって普及率には差がありますが、建設現場での業務効率化に繋がる事が期待されます。
・i-constructionとは何か?
i-constructionとは、国土交通省が進めている「建設業界にICTを導入する取り組み」の事を指します。
建設業界へのICT導入を通じて、建設業界全体の生産性向上を目指す事が目的となっています。
ではなぜ国交省はこのi-constructionに大きな力を入れているのか?その理由は深刻な人手不足にあります。
特に20代等若い方の就業者数が少なく、界労働人口の約6割程が45歳以上と言われています。
建設業界の労働環境は長く3K(キツイ、汚い、危険)と言われていますが、今後そのイメージを払拭し、より働きたいという人を増やしていく必要があります。
そんな中で建設業界での生産性向上を達成する事で、1人当たりの労働力の省エネ化を図り、より働き易い環境を作っていこうというのが、i-constructionが広まった背景です。
・具体的にはどんな取り組みがあるか?
①BIM/CIM
計画、調査、設計段階から3Dモデルを導入する事によって、一連の管理システムの効率化・高度化を図るワークフローの事です。
おおまかにBIM=建築、CIM=土木になります。
例えば設計段階から3Dモデルを使って議論をする事によって、実際に着工しなければわからなかった問題点を事前に把握をすることが出来ます。
そうして工事着工後の手戻り等を未然に防げるという事です。
②ドローン
主に土木の現場で導入されている技術です。
測量時にドローンを活用する事によって、数百万地点の測量を十数分で完了することが出来ます。
また施工現場を上空から撮影する際に活用をされたり、今後は既存建造物の点検にも活用がされていく事が予想されます。
③ICT建機
現場で稼働する建設機械の操縦は、経験が無い方にとっては難しい仕事です。
ですが自動制御機能のついた建機の開発により、経験の浅い方でも操縦が出来るようになります。
維持費用が通常よりも高い点や無線通信が使えない環境では使えない等、まだ問題点もあるようですが、普及すれば生産性だけではなく安全性向上も期待出来るのではないでしょうか。
④施工管理アプリ
様々な企業が開発をしている為、アプリによって違いはありますが、図面管理や工程表作成顧客情報管理など、さまざまな情報の管理、閲覧を行えるものを指します。
具体的には
・情報の一元管理が出来る為、必要な情報の確認が簡単になる。
・情報の共有をリアルタイムで出来る為、連絡の手間が省ける
・写真や図面もアプリ内で確認できる為、印刷の必要がなくなりペーパーレス化を実現出来る。
・場所を選ばずに業務が出来る為、業務効率化に繋がり長時間労働の改善にもなる。
等の効果を期待することが出来ます。
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・まとめ
建設業界の人材不足は長く言われている問題です。
改善に向けてまずは働く現場の作業効率化を目指し、残業を減らす等働き方改革を進める事が大切です。
少しずつ改善をし、「建設業界で働きたい」と言う方が今後増えていけば良いですね。